静岡県静岡市の土地家屋調査士法人駿府合同事務所です。
奇想遺産―世界のふしぎ建築物語 (単行本) 鈴木 博之/藤森 照信/隈 研吾/松葉 一清/山盛 英司 (著)
商品の説明内容紹介
建築って、こんなに面白い!思わず息をのみ、そして気付く。「この建物、なんかヘン!」一体どうして、これほどに異様で、おかしな建物ができたのか?その魅力の虜になった専門家たちが解きあかす77の物語。生涯にわたって石を集め、ナゾの宮殿を建てた郵便配達夫を突き動かした情熱とは?現在、高い評価を得ている巨匠の作品が、完成当時、物議を醸したのは何故か?建築たちの情熱が今も息づく建物をめぐる旅へ――。本書は、好評連載中の朝日新聞日曜版「be on Sunday」にて、2005年3月~2006年12月まで連載された《奇想遺産》から77作品をセレクト。不思議な建物たちを以下の7つに分類し、それぞれの物語を写真とともに収録しました。
1章 (時には風景までをも歪める)「奇景・奇観」
2章 (都市の奇怪な象徴を意図した)「奇塔・奇門」
3章 (不思議な形をきわめた)「奇態」
4章 (知的研鑽を提起する)「奇智」
5章 (自己流の風流をここまでやるかと思わせる)「数奇」
6章 (神仏の霊験を表現した)「神奇」
7章 (既成概念に確信犯的に叛く)「新奇・叛奇」
(まえがきより)旅とは、訪ねた土地の「奇矯な事物」を見物に出かけることに他ならない。そして、ひとは旅先で、名所旧跡を超えた自分だけの「とっておき」を発見したとき、通り一遍の観光から抜け出た快感を覚えるのである。日々の生活では思いつきもしない「奇想」に基づいて構築された建築、記念碑、そして大地の造形。新鮮な驚きを期待する好奇心が、不思議な形を求めてやまないから、観光は今や世界の主要産業なのだ。「奇想遺産」とは、そうした旅人たちの記録帳に描かれた不思議な遺産を抜き出してきたものである。
著者について
鈴木博之(すずき・ひろゆき)建築史家 東京大学大学院工学系研究科建築学専攻教授。藤森照信(ふじもり・てるのぶ)建築史家 東京大学生産技術研究所教授。隈研吾(くま・けんご)建築家 隈研吾建築都市設計事務所主宰。慶應義塾大学理工学部教授。 松葉一清(まつば・かずきよ)朝日新聞社編集委員 山盛英司(やまもり・えいじ)朝日新聞西部本社記者